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2002/2/25生まれ、パピーウォーカーに愛情たっぷりに育てられ訓練を
経て盲導犬となり8歳まで新潟にて立派に務めた後、家族となる
IBD(炎症性腸疾患)、蛋白喪失性腸炎を克服し楽しく過ごしていましたが
2014/3/25 12才の誕生日ひと月後に永眠。
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2014年03月20日

急性肝疾患?

 2日前朝急に嘔吐した、黄色っぽいので胃液っぽい、ワンコの場合嘔吐はよくあることだし、ぺろっと朝ごはんも食べたので、
「お腹へってたんだなぁ」くらいにしか考えていなかった、

 その夜中も嘔吐…ご飯は食べたし吐いたのはまた胃液のみ、

 翌朝(昨日)はまた朝ちょっと吐いたが食欲がなくフードも食べない、

「ウィットがご飯を食べない」

 ちょっと自体は深刻な感じがしてきた、ここはセオリー通り一日絶食して様子を見よう、と割りと楽観していたのは、ンチ君はずっと非常に良い状態で、尿もいつもどおりの感じで散歩も普通に歩く状態だったから、

 そして今朝やっぱりまた胃液を吐いた、ンチ君はさすがにもう少量ではあるが正常、で問題なのは尿、

濃いオレンジっぽい色・・ 食欲も依然無くフードを食べない、即かかりつけ医師に電話して症状を告げ病院へ…

IMG_20140320_124854.jpg

 まずはレントゲン検査。腹部4枚撮影して解析に立ち会ったが、これといって異常と思われるところはないとのこと。

次は、当然血液検査

IMG.jpg

血算の方はさほど問題はないとはいえやはり白血球は跳ね上がっている

好中球のほうも問題はない

 問題は、いつもながら生化学、但し今回は問題な箇所が違う、アルブミン グロブリンは問題ない

 尿の色から心配されていたBUNも正常値

 問題は肝臓疾患の指標となる ALT(GOP)が測定限界上限を超えているうえ、肝機能にまつわるDATAが軒並み高い。

原因は特定できないが(ワンコの病気で原因特定出来たケースはめったにお目にかからないけど)

 何らかの肝臓疾患であることは間違いない、 もちろんウィットは今まで定期的な血液検査を続けてきて、肝臓系の数値にはずっと問題無かったことから「急性」であることは間違いない。

 体内の毒素を尿として排泄を促進するために、皮下点滴500mmlを点滴、


 なんたって一気に500mm皮下に入れちゃうわけだから、

直後はまさに水を蓄えたラクダさんのコブ状態

IMG_20140320_134506.jpg

 なんか重そうだなぁ。


 処方薬として 、
抗生剤のメトロニダゾール(アスゾール)
肝臓疾患治療薬 グリチロン
サプリ ペパアクト(酵母 水溶性クルクミン等
 を処方された、
 
 嘔吐が激しい状況で薬を飲ませても吐いてしまうのではないか?と懸念して、その場で与えてみたが、予感通り数分後に病室内でまるっと嘔吐してしまった。

 仕方なく急遽その場で、ファモチジン(胃薬)とビクタス(抗生剤)を皮下注射してもらい、帰って安静に様子を見ることに、とりあえず、今日一日は絶食。

 皮下点滴を続けたほうがいいので、入院も進められたが、何せ一人になるのが苦手なウィット、ケージで一夜を過ごさせるのはかえってストレス過多になって肝臓にもよろしくない気はするとの私の意見を先生も尊重して下さり、自宅療養となった。

 幸い私も過去に皮下点滴を自宅で行ったことは経験済なので皮下点滴セットも貰って帰宅。

 20時と23時にまた少量胃液を吐いたが、それ以降は安定している(現在21日夜中2時30分)

 あすは オートミールにフルーツグラノーラを少量混ぜた物辺りから少量ずつ与えていこうと思うがちゃんと食べて薬飲めるようになってくれることを願うばかり。

 どうか長期戦にならず早く元気に回復して欲しい。

IMG_20140320_122748.jpg



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2014年03月21日

経過


 夜中3時30分 今朝6時30分

3時間おきに嘔吐

 朝の嘔吐は量は少量、依然食欲は無し、3時間おきペースでの嘔吐だが現在(午前11時)次の嘔吐はない、

 ワンツーで微量の柔便 尿は依然濃いオレンジ色

薬の経口投与はまだ難しそう、もうしばらく次の嘔吐がないか様子を見て、皮下点滴500mmlをしてみようと思う。

11時30分

水は飲んでいるので、体力維持のためスーパーオオタカ(酵素)を30ml(90kcal)シリンジで与える、吐かずに少しでも吸収してくれれば良いのだが、しばらく様子を見て点滴の予定。

12時30分

 皮下点滴 生理食塩水500ml点滴開始、らくだコブは結構苦しそうだったので今日は在宅の利点を活かしてゆっくり滴下。

 マイクスタンドがこんなことで役に立つとは思わなかった。

2014-03-21.jpg

 途中13時半に嘔吐前回から7時間建ってるので間隔は長くなった、 嘔吐の短時間連続はあまりないのでこの機会に薬の口腔投与 一度にやると履くおそれもあるので、まずは即効性のある メトロニダゾール2錠のみ与えて様子を見る。

14時10分
 
 点滴完了、比較的ゆっくり行ったのでコブも昨日の半分くらいの大きさだ、表にワンツーへ行く、元気はないが、まだ自力で建って歩くことも出来る歩行にふらつきもなし。

 尿は改善は見られす、未だ濃いオレンジ色の尿だ。

14時20分

 医師に電話で経過報告と処置の伝達、処置については問題無いとのこと、吐き気が心配。

15時10分

 スーパーオオタカ 20mlシリンジで与える、医師のアドバイスにより糖分(グラニュー糖)を補給、その後落ち着いた様子で熟睡。

16時10分

 オオタカ 10ml グリチロン 2錠 投与。

  17時30分

 オオタカ 10ml ヘパアクト(サプリ) 2錠 投与。

18時05分

 嘔吐(前回より4.5時間) ヘパアクト吐き出す、他の薬は混じっていなかった、吸収できていればよいが。


19時50分

 全く食べものは食べようとしなかったウィットだが、キューピーの12ヶ月児用「かぼちゃとにんじんのぼうろ」たまごボーロ的なやつを、自分でひと粒ずつちゃんと咀嚼して10粒ほど食べた、こういった変化は大抵良い方に向かっているか、最悪の事態の兆候かどちらかである、どうか良い方であってほしい。

21時

 メトロニダゾール2錠 投与 30分くらい前に水を200ccくらい飲んだが嘔吐の様子はなし、落ち着いている。





posted by ウィットぱぱ at 11:09| Comment(12) | TrackBack(0) | 健康

2014年03月22日

経過2

0時15分

 スーパーオオタカ 10ml 与える、やはり食欲はなし、ボーロも昨日18時より6時間たったがまだ嘔吐はないので、グリチロン ヘパアクトは無理に飲ませるのはやめておく、それよりせっかく呑んだ抗生剤を吐かないほうを優先する。

1時05分

 ワンツーへ連れて行く、なんとか自力で立ったが歩行はややふらついた感じ、まる二日以上何も食べてないのだから、当然だとは思う、少量の便もでた、当然軟便だ、尿はやはり濃いオレンジだが、若干薄くなった感じもする、そう思いたい気持ちがそう見せるのかもしれないし、夜間で懐中電灯での確認なので確かではない。
 
 7時間嘔吐は止まっている、沈まてくれれば良いな、今日も昨日と同じく嘔吐を繰り返し何も食べ物を受け付けない状態が続けば、覚悟しないといけないと思う。



 ウィットへ
 今は病気なんだから、おりこうさんでなくて良いよ、吐くときにイチイチ部屋の隅っこまで歩いて行って絨毯の外側で吐いて、申し訳無さそうに、こっちを見なくてもいいから… 誰も困ってないし怒ってないから…
 辛い時は辛そうでいいから、甘えたいときはどうかもっと甘えて下さいね…



1時35分

 嘔吐の間隔があいて少し安心したのもつかの間、また嘔吐、泡を含んだ粘質の完全に胃液の逆流タイプ、血液の混入や異臭はない、何も食べず空っぽの胃がかえって悪化させてる気もする、なにか食べてくれればいいのだけど…

2時

 嘔吐もこれだけ繰り返すと、飼い主も学ぶことがある。胃は空なわけだから、胃液をしっかり吐いた後は、もう吐く

ものがないのである、いわば、この嘔吐して少し落ち着いたこのタイミングは栄養補給と投薬のチャンスだ。

 スーパーオオタカ 20ml グリチロン2錠 ヘパアクト2錠を 一気に口腔投与

 吐いた後でまだムカムカしてる時にこの仕打はウィットには申し訳ないが、今の状態で薬を吐かず、なるべく次の嘔吐まで栄養吸収させるすべはコレしか無い、おかゆやオートミールでも食べてくれれば胃酸過多も多少落ち着くとは思うのだけど、それはまだ無理っぽいので、少量で高カロリーなオオタカをシリンジであたえた。
 やはり落ち着いた様子で、薬もオオタカも吐く感じはない、

 どうか、このまま吸収して下さい! お薬と栄養!

 そういえば、私もいつから寝ていないのだろう?・・・ ちょっとだけウィットの横で添い寝するかな…

  6時

 今日はまた久々に朝の冷え込みがキツイなぁ、今の小山地方ジャスト0度、朝この位の時間の嘔吐が続いていたが、今日はまだ大丈夫っぽい、夜中に呑んだ薬と栄養はなんとか吸収してくれたんじゃないかと少し安心。

7時45分

 気温2.2度やはり寒い、やはり安心はつかの間。嘔吐量は少なめだけど、一番恐れていた若干ですが血液混入。

 今日は予てより決まっていた大切な使命を果たすべく、高崎へ帰らなければいけない、いつもならウィットも一緒なのだがさすがに今日は無理なので夕方まで、プチ入院の為病院へ向かいます。

8時30分

 病院に到着、経過はブログを先生に読んでもらっているので、当日の処置の説明、まずやはり食べないことで弱っていることと、デットックスのために今日はゆっくり時間を掛けて静脈点滴にてブドウ糖及び抗生剤の投与をしていただくことに。

 
IMG_20140322_171722.jpg

安静に点滴をしてもらうことを確認してしばしウィットにお別れを言って私は高崎へ

 13時30分

 出先より電話で状態確認、点滴中に1回嘔吐、ワンツーは一回したとのこと、血液検査の結果はやはりASTの数値が測定限界超え白血球2万9000と前回と変わらない状況。

 今日は栄養点滴なので、ウィットもおとなしく落ち着いているとのことで、一安心。

 17時

 小山に帰還、病院に迎えに行く、抗生剤他にブドウ糖主成分の点滴1.4Lを完了とのこと、200ml/Hのペースで若干速めだが、今朝のウィットよりは、少し元気な感じで迎えてくれた、白目部分の黄疸も朝よりは劇的に減っている。

 IMG_20140322_171359.jpg
   明日よりの点滴スケジュールなどを先生と相談し小山の拠点へ帰還。

 18時10分

 嘔吐 胃液のみ胆汁っぽい色は見られず、割りと多量、その後も昨日ほどぐったりとはしておらず、 少し落ち着いたら眠った、やっぱり病院よりはリラックスできるのかな。

 22時

 嘔吐 (胃液)やはり1.4Lも点滴しているので今日は量が多い粘土は少なめだが少し血が混じっている、医師によると嘔吐の連続により胃の炎症が原因の微量出血なので、大きな心配はないとの事

 今日は栄養は点滴で少しは賄えているので、無理な栄養補給や投薬は無し、胃を休めて欲しいが点滴では胃は空のままなので胃酸過多で胃液を吐くのはとまらないと言う悪循環。



posted by ウィットぱぱ at 00:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康

2014年03月23日

輸液療法・ビルビリン等についての勉強

勉強


参照

Peppy 犬や猫の輸液療法について

Dr. 小宮山の伴侶動物へのやさしい(優しい)獣医学 輸液療法


どれだけの輸液量が必要か?
これはどんな輸液剤を使用するかという事より重要である!
 ・必要な維持量とは?  40〜60ml/kg
 ・その根拠とは? 
     20ml/kg/日 + 1〜2ml/kg/時間(24〜48ml/kg/日)
    (呼吸からの排泄)            (尿からの産生量)

 ウィットは30kgなので 50mlx30=1.5L 約1.5L前後の輸液量が必要 200ml/hの早めのスピードでも7時間強かかる計算になる。

 
非経口栄養法適応利点欠点備考
PPN

(末梢静脈栄養)
・静脈栄養必要期間が比較的短期(5〜7日程度)
・経口栄養で不十分な場合の補助栄養
・手技が簡単。
・集中的なモニタリングを要しない。
・必要エネルギーの50%程度しか供給できない。
・末梢静脈炎、静脈血栓症、感染症の危険がある。静脈炎予防には同一血管では14日間が限度。
・衰弱した状態を回復させる目的にはエネルギーが不十分。
・調合操作は滅菌操作を要する。
・12〜24時間の点滴時間を要する。
・浸透圧が高いと静脈炎と血管痛を起こす。900mosm/Lが限度。
・ブドウ糖、アミノ酸、電解質、脂肪製剤を組み合わせる。
・必要に応じて電解質補正を行う。
・人用市販輸液のアミノ酸構成は動物の必要量を満たさないことがある。
・消化管が使用できる場合は経腸栄養剤も併用してエネルギーを補う。
TPN

(中心静脈栄養)
・長期間消化管が使えない状態
・吸収不全状態
・熱傷などの消耗性疾患で高度のエネルギーを要する場合
・十分必要なエネルギーを供給できる。
・1本のカテーテルで長期間使用が可能である。

・手技が難しい。
・敗血症のリスクがPPNよりも高い。
・カテーテルが体外でちぎられると残りの部分が体内に遺残する危険性がある。
・点滴濃度が高く高血糖や代謝性アシドーシスの合併症がある。
・感染予防のための輸液回路を要する(TPN専用ライン使用。マイクロフィルター付き。細菌混入防止のため普通の三方活栓を避ける。)
・24時間持続点滴のため点滴監視を要する。
・ブドウ糖、アミノ酸、脂肪製剤、微量元素、電解質が含まれている。ビタミンB1欠乏に注意。
・最適な組成にするために各種輸液の調合は理論上可能であるが、各種イオン(Ca、Mgなど)やpHの問題で輸液が沈殿、分離、混濁することがあり専門知識を要する。調剤薬局や大病院調剤に依頼することも可能。
TPN時のビタミンB1欠乏による重大な合併症
理由:VitB1欠乏では、ブドウ糖から作られるピルビン酸がアセチルCoAに変換されずTCAサイクルが回らず、乳酸アシドーシスとなる。TPN時は必ずVitB1を点滴で補給する。


1日当たりエネルギー要求量(DER=daily energy requirement)は、安静時エネルギー要求量(RER=resting energy requirement)または基礎エネルギー必要量(BER)に一定の係数を掛けて求めます。

体重30kg
RER=70 x (30x30x30√√)=70x12.818=897 kcal/day

 体重 30kg犬 安静時
RER=30 x30kg +70           =970 kcal
DER=RER(670)x 係数 1        =670 kcal
1日の維持輸液量=70x30(kg)0.75乗   897ml・避妊・去勢済み=RER×1.6

ウィットは去勢済みなので897x1.6=1435ml
おぉ!まさに1400mlは適当な量である。

黄疸 <犬>

胆汁色素であるビリルビンの過剰産生あるいは排泄低下により、血液中のビリルビンが増加して、皮膚や粘膜、血清などが黄染することを黄疸といいます。ビリルビン増加の原因となる疾患を特定し、治療にあたることが肝要です。

【原因】
ビリルビンは、赤血球中の血色素(ヘモグロビン)が分解されたときに生じ、肝臓で処理された後、胆汁とともに胆嚢に貯蔵され、腸管内に排泄されます。その後、腸内細菌によって分解され、便や尿とともに体外に排出されます。
寄生虫や伝染性の病気、自己免疫疾患等により一度にたくさんの赤血球が壊れ(溶血)、 ビリルビンが過剰に産生されると黄疸が現れます。また、肝臓の機能低下やビリルビンの 排泄経路の障害、胆管の閉塞によっても発現します。

【症状】
皮膚や粘膜の黄染が特徴的です。目の白目の部分や歯茎、被毛の薄い部分の皮膚などに認められます。また、尿の色が濃い黄色になることもあります。元気消失、食欲不振、貧血などの他の症状を伴うことがあります。
     
【治療】
血液検査などにより、黄疸の原因となる病気を見極め、その治療にあたります。

 


 

胆石症

 

尿中ビリルビン

尿ビリルビンの概要

この項目は、尿の中にビリルビンが含まれているかを調べる検査です

尿にビリルビンが含まれている場合、黄褐色の尿となり、尿の泡まで黄色いのが特徴です。

まずはビリルビンについて簡単にご説明しましょう。
ビリルビンとは、赤血球が寿命を迎えて体内で壊された時に、赤血球中のヘモグロビンが代謝されてできる最終代謝産物です。

ビリルビンの代謝と尿ビリルビンの関係

ビリルビンの代謝

赤血球は寿命を迎えると肝臓、脾臓、骨髄などの網内系細胞によって壊され、ビリルビンができます。
このビリルビンは、蛋白質とくっついた状態で肝臓に運ばれます。
この蛋白質とくっついたビリルビンを間接ビリルビンと呼びます。

間接ビリルビンは肝臓に運ばれ、蛋白質が取り除かれ、グルクロン酸抱合と呼ばれる処理が行われます。
このグルクロン酸抱合を受けたビリルビンを直接ビリルビンと呼びます。
直接ビリルビンは胆汁中に排泄されます。

胆汁中に排泄された直接ビリルビンは、腸内細菌によってウロビリノーゲンとステルコビリノーゲンとなり、このほとんどは便に混じって体外に排泄されます。
しかし一部は腸より吸収されて肝臓に戻り、再度ビリルビンとなって胆汁中に排泄されます。
このように一度排泄されたビリルビンが、形をかえて腸から吸収され、ふたたび肝臓にもどってビリルビンとなって胆汁中に排泄されることを、腸肝循環と呼びます。

ビリルビンの尿への排泄について

上記のビリルビンの腸肝循環の説明でお分かりのように、ビリルビンは、通常なら尿に排泄されることはありません。

尿の中にビリルビンが出現するということは、なんらかの要因でこの腸肝循環が障害されたり、またビリルビンが胆汁中に排泄できないなど直接ビリルビンが血液中に増えている状態です。
直接ビリルビンの血液中濃度が2.0〜3.0mg/dl以上になると腎臓から尿の中にビリルビンが排泄されるようになります。

尿に排泄されるビリルビンは直接ビリルビンであり、間接ビリルビンは排泄されません。

間接ビリルビンが尿の中に排泄されない理由

間接ビリルビンは蛋白質とくっついた状態であるため、腎臓にある糸球体を通過できないためです。

尿ビリルビンと各病態

上記で記しましたように、尿の中には直接ビリルビンのみが排泄されるようになります。
排泄される原因は以下のとおりです。

閉塞性疾患によるもの

直接ビリルビンは、胆汁中に排泄されますが、この胆汁が流れる経路である胆管が閉塞することにより、直接ビリルビンの排泄障害が起こり、その結果、尿の中にビリルビンが排泄されるものです。
胆石などにより起こります。

肝疾患によるもの

肝細胞の機能低下により血液中のビリルビンの取り込み不良やグルクロン酸抱合能力の低下、ビリルビンの胆汁中への排泄不良などにより、直接ビリルビン及び間接ビリルビンが増加するもので、直接ビリルビンが増加した場合、尿の中に排泄されるようになります。
肝炎、肝臓がんなどで起こります。

体質によるもの

遺伝的な影響で直接ビリルビンの増加が起こり、尿の中へビリルビンが排泄されるものです。
Dubin−Johnson症候群、Rotor症候群などで起こります。

検査の目的

1) 尿のスクリーニング検査として
2) 肝障害や胆道系疾患を疑う時

参考基準値

マイナス (−)


※基準値は施設ごとで異なる場合があります。

尿ビリルビンが陽性を示す病態

肝細胞性黄疸(肝細胞の障害)
肝炎 ・ 肝硬変 ・ 肝臓がん など

閉塞性黄疸(肝外胆管の閉塞)
胆石症 ・ 胆管結石 ・ 胆嚢がん ・ 胆管がん ・ 膵頭部がん など

体質性黄疸
Dubin−Johnson症候群 ・ Rotor症候群 など


総ビリルビン(T-Bil)
単位:mg/dl(1デシリットル中に含まれる総ビリルビンの重さをミリグラムで測ったものです。)
0.2〜1
(アルカリアゾビリルビン法)
0.2〜1.2
(酵素法、比色法)
正常値。
総ビリルビンは、直接ビリルビンと間接ビリルビンの
和。
直接ビリルビン
単位:mg/dl(1デシリットル中に含まれる直接ビリルビンの重さをミリグラムで測ったものです。)
0〜0.3
(アルカリアゾビリルビン法)
0〜0.4
(酵素法、比色法)
正常値。
0.4〜5
(軽度の増加)
2mg/dlくらいまで上がると、黄疸の症状がありわれ
ます。
急性肝炎慢性肝炎肝硬変肝癌劇症肝炎アル
コール性肝炎
自己免疫性肝炎薬剤性肝炎急性
脂肪肝
肝内胆汁うっ滞原発性胆汁性肝硬変
発性硬化性胆管炎
閉塞性黄疸肝膿瘍ヘモクロ
マトーシス
レプトスピラ症などでみられる数値です。
5〜20
(中等度の増加)
急性肝炎非代償性肝硬変肝癌劇症肝炎アル
コール性肝炎
自己免疫性肝炎薬剤性肝炎急性
脂肪肝
肝内胆汁うっ滞原発性胆汁性肝硬変
発性硬化性胆管炎
閉塞性黄疸レプトスピラ症
みられる数値です。
20以上
(高度の増加)
急性肝炎非代償性肝硬変肝癌劇症肝炎急性
脂肪肝
原発性胆汁性肝硬変原発性硬化性胆管
閉塞性黄疸でみられる数値です。
間接ビリルビン
単位:mg/dl(1デシリットル中に含まれる間接ビリルビンの重さをミリグラムで測ったものです。)
0.1〜0.8
(アルカリアゾビリルビン法)
0〜0.8
(酵素法、比色法)
正常値。
0.9〜5
(軽度の増加)
溶血性黄疸新生児黄疸ジルベール症候群
クリグラー・ナジャー症候群U型シャント高ビリ
ルビン血症
心不全などでみられる数値です。
5〜20
(中等度の増加)
クリグラー・ナジャー症候群U型新生児黄疸でみ
られる数値です。
20以上
(高度の上昇)
クリグラー・ナジャー症候群T型でみられる数値
です。
白目の部分や皮膚が黄色くなる「黄疸」は、血液中のビリルビンが増えるため
に起こります。

ビリルビンは、寿命を終えた赤血球中のヘモグロビンが変化してできる黄色の
色素で、通常は胆汁の成分として肝臓から十二指腸の送られた後、便とともに
排泄されます。

ところが、
肝機能の低下や「胆道系の病気」があると、胆汁が十二指腸へ出ら
れず、行き場のなくなったビリルビンが、血液中に大量に流れ込み、黄疸が現
れてきます。

基準値より高い場合は「
急性肝炎慢性肝炎肝硬変肝臓癌胆石症
嚢炎
胆嚢癌膵臓癌」などが疑われます。
黄疸は、ビリルビン(胆汁色素)が血液中や組織中に異常に増えて、皮膚や粘
膜が黄色くなる症状です。
したがって、ビリルビンの検査は、黄疸の程度をはかるものです。

ビリルビンは赤血球のヘモグロビンが代謝されて出てきます。
赤血球には寿命があり、120日ほどでこわれます。
赤血球は脾臓やリンパ節などでこわれますが、そのとき出てきたビリルビンは
、肝臓に運ばれてタンパク質と結合します。
その後、胆道に出されて、胆汁となって小腸に排泄され、小腸で再吸収され、
ふたたびヘモグロビンとなって赤血球に利用されるという循環を行っていま
す。
肝臓が悪いと、ビリルビンをタンパク質と結合することができなくなります。
また、結合することはできなくても、うまく胆汁の中に排泄することができなけ
れば、逆に血液の中にビリルビンがもどってきます。
上がる種類によって肝障害か溶血かを見わける

ビリルビンの正常値は、1デシリットルあたり1ミリグラム程度です。
ビリルビンが2から4くらいに少し上がる場合は、多くが肝障害か溶血です。
2くらいまで上がると、黄疸としてわかります。
黄疸は顔が黄色くなるとあらわれますが、実際には体全体の皮膚が黄色くな
ります。
診察でいちばんわかりやすいのは、白眼の部分です。
軽度の黄疸でも、白眼の粘膜をみれば黄疸があるかどうかわかります。

ビリルビンには2種類あります。
肝臓でタンパク質と結合する前のビリルビンを「
間接ビリルビン」、タンパク質
と結合したものを「
直接ビリルビン」といいます。
間接ビリルビンと直接ビリルビンの比率はおよそ1対1です。

総ビリルビンが増加していて、しかも間接ビリルビンの割合が高くなっている
場合には、肝臓が悪いというよりも、赤血球がたくさんこわれている可能性が
高いと考えられ、溶血性貧血など疑われます。
逆に、直接ビリルビンが上がる場合は、肝臓が悪くてうまく胆汁に排泄できな
い、あるいは排泄しても胆汁がつまっていて流れないことが考えられます。
肝炎や胆石、胆道癌などの場合に、直接ビリルビン増加します。
とくに胆道の疾患では、直接ビリルビンの値が上がります。
胆道の通過が悪い場合には、直接型が数十と非常に高くなります。
間接ビリルビンが上がると脳障害をおこす

ビリルビンはきわめて毒性が高いので、10をこえると、神経的な症状が出ます。
とくに間接ビリルビンが上がると、脳障害がおきます。
典型的な例は、新生児にみられる核黄疸という神経障害です。
核黄疸は、母親と胎児の血液型が合わないために、赤血球に対する抗体が
できて胎児の溶血を引きおこし、間接ビリルビンが上がるためにおきる神経
障害です。
この場合には、紫外線照射療法などでビリルビンを直接型に変換させ、無毒
化して防ぎます。

posted by ウィットぱぱ at 02:00| メモ

経過3

勉強メモは後日わかりやすいように別ページに移動

2時

 昨夜、22時より4時間経過したがまだ嘔吐はなく落ち着いているが、耳内や肉球を触ると発熱があるのが判る、いつものベッドよりフローリングを好んで寝てるのはやはり熱の影響だと思う。

 今日より朝から通院での静脈輸液治療を続ける予定。

 仕事の合間を縫って病院に送り迎えするのはかなり大変だが、やはり入院させて夜ケージの中で過ごすよりは夜は一緒に寝かせてやりたい。

3時

 嘔吐は今のところ無し(5時間経過)ワンツーへ かなり多めの尿 やはりビルビリンを多く含むと思われるオレンジ色は変わらす、若干の粘質便もした、 そういえば今日は帰ってから一度も水を飲んでいないが、脱水の心配はしなくてよいだろう。

###肝臓から分泌される胆汁にはビリルビンが含まれており,通常ビリルビンは腸に入り便に混ざって体外に排出される.(便が茶色いのはこのビリルビンの色)ところが肝機能が低下したり胆石などがあると,うまく胆汁のなかに入らず血液中に混じることがある.ビリルビンの混じらない便は白っぽくなり,かわりに血液から尿の混入するため尿の色がウイスキーのように濃くなる.###

7時半

 嘔吐、量は少なめだが少し混血多し、旋回より9時間半経過結構間隔があいたが、止まるならともかく間隔があくことが良いのかどうかは疑問、眼球の黄疸強い。

9時

 病院に到着、昨日より元気が無い、まずはエコー検査 胆のう障害の確認は出来なかったが、すい臓に問題があるとのこと、

 そして血液検査 危篤レベルで悪い状況を観て愕然とするが、輸液を開始(生食+ブドウ糖20% 150ml/h)して、ウィットを預け所用をこなすために一旦帰宅。

 所用の要は、発病前に発注していたウィット用のフード15kgの受け取り、なんとも皮肉なものだ。


IMG.jpg



13時

 フードを受け取るいつも15kgが倍以上の重さに感じた、この箱を開ける日が来るようにと願った。
特に他に用はないのでブログを書き足して病院へ向かう。

13時45分

 病院へ到着、私が病院を出てすぐに吐いたらしいが今は落ち着いている、今日は色々検査もあったため輸液量が少ないが200ml/hでは体温が下がるのか震えるとのことで150ml/hで点滴。

 私も疲れ果てていたのか、入院室のウィットのケージの前に先生が弾いてくれたマットの上でいつの間にかウィットの手を握ったまま眠ってしまった。

 16時に目がさめる(わたしが…)ウィットはぐっすり寝ていた。

17時

 仕事があるのでウィットの輸液が丁度空になった頃合いで輸液ストップ、今日は760mlの輸液、明日の予定を先生と打ち合わせして。病院を後に。

17時40分
 
 帰ってしばらくして嘔吐、量は少なく血液混入の所見は見受けられない。

 今日の血液検査でアルブミンがかなり低くなっている、輸液によって血液が薄くなりアルブミンの生成が間に合ってないのだろう、PPHOS リンの値が高いのが問題、たいていは腎臓疾患で上がる数値だがBUN クレアチンは安定しているので、細胞破壊による上昇とのことであまり良くない結果らしい、輸液によってデットックスが進み肝臓数値が良くなってくれれば良いのだが悪化してしまっているのがまた思わしくないWBC白血球も31200と更に跳ね上がり血小板に至っては20日の数値の4分の一以下にまで減少している、本日の輸液にもこれらを改善すべく数種の薬剤を一緒に輸液した。

20時05分

 嘔吐 帰って少し水を飲んだのだがその分全部吐いた感じ、間隔が短かったせいか、胃の炎症からと思われる若干血が混じっている。

22時54分

 嘔吐 今日は間隔が短く回数が多い、今日は輸液量が少なかったので脱水が心配だ、ずっと微妙に震えがあるがベッドよりフローリングを選んで寝る感じから寒さに寄るものでは無い感じがする、低血糖によるものだろうか?グラニュー糖をなめさせようとしても全く舐めようとしない、水に混ぜても水も飲まないのだからどうしようもない、今日で何も口にしなくなってから、まる5日だ。




 
posted by ウィットぱぱ at 02:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康
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